• "救急救命士"(/)
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  1. 仙台市議会 2007-01-19
    健康福祉委員会 本文 2007-01-19


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから、健康福祉委員会を開会いたします。  本日の日程は、お手元に配付のプリントのとおりであります。  なお、委員会終了後、引き続き協議会を開催し、委員会審査事項以外の所管事項について当局からの報告及び質問等を願いますので、よろしくお願いいたします。              《閉会中継続審査について》 2: ◯委員長  それでは、これより審査に入ります。  「市立病院について」であります。本件について、市立病院より説明を願います。 3: ◯病院事業管理者  市立病院救命救急センター運営につきまして、審査をお願いいたします。  本院の救急業務に関する取り組みは、昭和39年に救急病院としての告示、昭和52年の救急室の開設を経まして、平成3年、救急センターを設置し、さらには平成14年、救命救急センター名称変更を行い、高次の救急医療に対応しているところでございます。  この間、救急患者数平成12年度までは増加傾向で推移してきておりましたけれども、一次救急の充実が図られたことなどによりまして、平成13、14年度と続けて前年度より患者数が減少いたしました。  しかしながら、平成15年度より再び増加に転じ、平成17年度は、年間16,376人、1日平均で44.9人の救急患者を受け入れております。詳細につきましては、救命救急センターセンター長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 4: ◯救命救急センターセンター長  救命救急センター運営について、資料により御説明いたします。お手元資料1をごらんください。  表紙の裏面となりますが、1ページをごらんください。1ページ目は、市立病院救命救急センターについての概要となっております。  まず、(1)救命救急センター病棟病床数ですが、ICU集中治療室が8床、HCU高度治療室が4床、CCU心疾患集中治療室が4床、一般病床20床の計36床となっております。  (2)診療体制は、年中無休24時間診療可能な体制をとっており、受け入れ対象患者については、救急医療を必要とする重篤な救急搬送患者さん、他の医療機関からの紹介を受けた患者さんや重症、緊急等状況にあり、優先的に治療を行う必要がある患者さんとしております。  (3)勤務体制については、専任でセンター長及び2名の副センター長、1名の医員を配置した上で、常時、本院からの応援体制をとっております。休日・夜間体制は、内科系医師及び外科系医師が各3人、小児科医師が2ないし3人、産婦人科医師が1人、ドクターカー担当医師が1人の合わせて10ないし11名の医師が勤務しており、また看護師外来担当4ないし5人、病棟担当は休日日中18人、夜間は9人、薬剤師が休日日中3人、夜間は1人、放射線技師及び臨床検査技師は休日日中それぞれ3人、夜間はそれぞれ2人が交替で業務に当たっております。この他の診療科医師も24時間オンコール体制で対応いたしております。  次に、2ページをごらんください。平成12年度から平成17年度までの救命救急センター利用状況の推移をまとめたものです。  今回は、平成17年度の状況を中心に御説明いたしますので、右端にある平成17年度の欄をごらんください。表の項目について、上から順に御説明いたします。  最初に、(1)救命救急センター受入状況の総救急患者数(A+B)ですが、これは入院患者数(A)と外来患者数(B)、入院されない患者合計の数で、年間16,376人、1日平均44.9人の患者さんが救命救急センター受診されました。
     救命救急センター受診される患者さんは、その病状等により、センターでの外来診療で帰られる方とセンターや本院の病棟入院される方とがいらっしゃいますが、入院となった患者さんのうち、救命救急センター病棟入院された方が1,976人、本院の病棟入院された方が2,056人、合計が4,032人となっており、1日平均入院患者数は、11.1人となっております。  入院比率は24.6%で、救命救急センターに来院する患者さんのおおよそ4人に1人が入院となっております。また、外来患者数(B)ですが、年間12,344人、1日平均33.8人となっております。  次に、(2)救急患者受入状況に移ります。ここでは、救命救急センターに来られた患者さんの状態などをあらわす項目を示しております。1)の来院時心肺機能停止患者数は、病院に到着した時点で心臓も呼吸も既にとまっていた患者さんの数となります。それまでの増加傾向から平成16年に大きく減少いたしましたが、平成17年は再度増加し、年間178人となっております。なお、この項目については統計の都合により、年度ではなく暦年の数字を載せておりますので御了承ください。  次の観察ベッド利用ですが、これは受診時にしばらく経過を観察するため、外来診察室内にある観察ベッド利用した患者さんの数であり、平成17年度は9,245人の患者さんの利用がありました。総救急患者数16,376人に対する割合は56.5%で、救命救急センターに来院された患者さんの半数以上が、受診してすぐに帰れるような状態ではないことがわかります。  3ページをごらんください。電話指導等でございますが、これは患者さんあるいはその御家族からの電話による相談、病状に対する指導等でございまして、平成17年度実績は、年間13,490件、1日平均で37.0件となっております。  次の救急車搬送患者数ですが、平成17年度は6,141人、1日平均16.8人で救命救急センターに来院される37.5%、おおよそ3人に1人の方が救急車で搬送されているということになります。  次は,他病院から紹介されて救命救急センター受診した患者さんでありますが、平成11年度より引き続き2,000人を超えており、平成17年度は2,395人に上っております。  次に、(3)救命救急センター病棟状況について御説明いたします。  センター病棟入院患者数は、年間2,170人、1日平均5.9人となっております。先ほど御説明した、救命救急センター受入状況入院患者数1,976人と異なっておりますが、これはセンター受診に来られてセンター病棟入院された方だけではなく、本院の病棟からセンター病棟へ移った方も、この入院患者数に含めているためでございます。  次の退院患者数は、2,175人であり、内訳としては、本院病棟へ移った方が1,561人、他の病院へ転院された方が91人、帰宅等の方が523人となっております。  次に、入院延患者数です。これは、救命救急センターの36床の病床活用状況を示すものですが、年間10,913人、1日平均29.9人となっております。より多くの患者さんを受け入れられるように、円滑な病床管理を行うとともに救命救急センター病棟と本院の各病棟間の連携を密にし、病床確保に努めているところでございます。平均在院日数は、4.7日となっております。  次に、4ページをお開きください。これまでのところで、救命救急センター利用状況年間総数で御説明いたしましたが、センター利用状況は毎日大きく変動しておりまして、その日々の変動、週末の動きなどを平成18年11月の利用状況を例として御説明いたします。  左から3番目の欄の総数入院外来合計患者数で、網かけになっている欄が週末の土曜、日曜及び休日です。ごらんいただきますと、この部分が他の曜日よりもやや数が多い傾向にあることがおわかりいただけると思います。患者数が最も少なかったのは1日、水曜日の31人、最も多かったのは18日、土曜日の68人となっております。  最後に5ページをお開きください。平成17年度の診療科別及び時間帯別利用状況でございます。診療科別患者さんを見ていきますと、最も多いのが小児科3,794人で、以下、患者さんの多い順に脳神経外科内科整形外科外科消化器科と続いております。網かけがしてある消化器科までが1,000人を超えている科です。当院の救命救急センターの特徴としましては、子供の患者さんが非常に多いこと、また頭部に傷病のある脳神経外科患者さんが多いことが上げられます。  救命救急センターは、先ほど申し上げましたとおり、24時間患者さんを受け入れる体制をとっております。この表の中ほどに入院、右側に外来、それぞれについての時間帯別患者受入状況をまとめておりますので、ごらんいただきたいと思います。  以上、救命救急センター運営について、資料により御説明いたしました。  市立病院救命救急センターは、今後とも市民のための救急医療機関として、市民生活の安心、安全の確保に努めてまいります。  なお、お手元資料はございませんが、メディカルコントロールについて申し添えます。  救命救急センターでは、仙台市消防局の委託を受け、平成15年4月から救急救命士病院実習救急救命士への指示、指導、助言並びに事後検証などを行っております。  また、平成17年4月には、平日の夜間及び土日祝日の運行という形でドクターカーの試行を始めまして、平成18年4月より24時間、365日の運用を開始しております。平成17年度は年間142件、平成18年度はきのうまで250件、現在のところの出動は392件となっております。  以上で、救命救急センター運営についての説明を終わらせていただきます。 5: ◯委員長  ただいまの説明を含めて、本件について質問等はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 6: ◯委員長  なければ、これをもって委員会を閉会いたします。...